AFFINGERはAFFINGER6 Actionの登場でグーテンベルグ(ブロックエディタ)に対応しました。
今までのAFFINGERはクラシックエディタを主流としていたので、大きな変更になりましたが「AFFINGER5 WING」から「AFFINGER6 ACTION」へのアップデートはなんと無料で行われました。
では、実際にAFFINGER6でのブロックエディタの使いやすさはどうなのか?
今回はAFFINGER6 Actionのブロックエディタについてレビューしていきたいと思います。
AFFINGER6 Actionブロックエディタ評価
「ACTION」とはWordPressテーマのAFFINGER6、AFFINGER6EXの総称となります.
AFFINGERは主流だったクラシックエディタから次世代のブロックエディタへの乗り換えを無料アップデートで実行しました。
その為、アフィンガー専用の追加ブロックはプラグイン「AFFINGER ブロック」で補うことになっています。
AFFINGER5から使っているユーザーには追加料金無しの大型アップデートなのでかなり嬉しい変更ですが、これが中々難しいところだと思います。
最初に当サイトのAFFINGER6のブロックエディタ評価を発表します。
正直に評価するとこんな感じです。
AFFINGERはユーザーの事を考えてか、新しく開発するコストが無いのか分かりませんが、ブロックエディタ関しては使いづらい印象を受けます。
不満点について
AFFINGER6 ACTIONのブロックエディタのどこが使いづらいと感じるのか?について詳しく解説していきます。
この感想は当サイトの筆者個人の視点なので、同じように感じる方もいれば、真逆に感じ取る方もいると思います。
個人的な意見なので、参考程度に見ていただけると幸いです。
筆者が特に感じるのは上記のデメリットです。
これらの一番の理由は「乗り換えを無料アップデート」にしたことが原因だと考えています。
不満点についても更に詳しく解説していきたいと思います。
AFFINGER公式サイトでも「Gutenberg完全対応ではございません」と記載されています。
クラシックブロックが必要
クラシックエディタで使えたものがブロックエディタで使えないという事がAFFINGERでは起こっています。
基本的には「クラシックブロック」を使えば解消されます。
クラシックブロックを使用すると以下のようにクラシックエディタのツールが出てきます。
ここから以前と同じように「スタイル」や「タグ」から機能を呼び出すことができます。
AFFINGER6でここからは使えるけど、ブロックエディタだけでは使えなくなった、よく使っていた機能を簡単に紹介します。
クラシックブロックで使える機能
- 各マーカー(4色)
- ボックスメニュー(外観やサイドバーなど)
- MCボタン
- こんな方におすすめボックス
クラシックブロックの中の機能を見てみると、AFFINGERの機能がかなり盛り沢山なのが分かります。
これらの機能はブロックエディタに完全に対応できていないんですよね。
いちいちブロックエディタからクラシックブロックを呼び出して使うのにものすごく不便を感じます。
また、クラシックブロックには「TinyMCE Advanced」を使わないと拡張できない機能があり、余計に不便を感じます。
投稿画面にCSS適用されない
AFFINGERは高機能のWordPressテーマです。
投稿画面では、より投稿記事に近い感じでCSSが適用されていれば完成の実感も湧きやすく、目標となる記事も書きやすくなります。
ですが、AFFINGERのブロックエディタでは一部適用されないようになっています。
1番分かりやすいのがフォントですが、マイボックスなどでも太字設定しても細字だったりするので、かなり使いづらさを感じます。
2種類「投稿画面」と「実際の記事」を用意してみたので、見比べてみてください。(画像はクリックで拡大できます。)
このように結構差があります。
これはWindowsの画面なので変化が大きいですが、Appleのマックなどでは少しマシになってたりします。
クラシックエディタでは、より投稿に近い感じでレビューを見ることができますが、一部のボックスなどは以前同様コードに挟んだりします。
AFFINGERブロックが少ない
AFFINGERブロックは少なめです。
パット見では15個ありますが、要らないものが多いんですよね。
「AFFINGER:目次」は要らないです。また、「メモ」「マイボックス」「タイトル付きフリーボックス」は全てボックスです。
「記事一覧」もカテゴリーとタグが入っていますので、これらは記事一覧で切り替えられるようにして欲しいですね。
この時点で重複が6つ、必要ないものが1つです。
これについてAFFINGERは機能が少ないのか?と思われる方もいると思いますが、違います。
単純に機能がクラシックブロックに寄っているだけです。
できる事自体はかなり多いのに、ブロックでできることが少ないといった事になっています。
他のテーマとの比較
他のテーマとの比較についてテーマ自体での比較はかなり難しいです。
AFFINGERは「稼ぐ」に特化したテーマであり、作者もアフィリエイターです。
テーマ自体を比較する時に「デザイン性」「SEO」「設定の細かさ」など様々あるので、比較は難しいんですが、今回はブロックエディタについて比較していきます。
ブロックエディタというと専用で開発された人気の「SWELL」が有名ですが、SWELLはそもそもブロックエディタ前提です。
SWELLと比較してもアップデートで対応となった、AFFINGERでは使いやすさが違います。
では、他のテーマはどうなのか?
有名どころだと「Jin」や「SANGO」「STORK」「THE THOR」などです。
AFFINGERと同様のアフィリエイト向けだったら「賢威」が有名です。
クラシックエディタから人気のテーマではほとんどのテーマがブロックエディタに対応し、その中でも「Jin」はクラシックエディタから離れず、ブロックエディタ完全対応として「Jin:R」を登場させました。
人気の「SANGO」もブロック対応にプラグインを使っていましたが、完全ブロックエディタ対応になりました。
【拡散希望】
— SANGOテーマ公式 最新バージョン3.7 (@sangowp) July 7, 2022
SANGO 3.0をリリースしました🎉
以前からSANGOをご利用の方は必ずアップデート方法に目を通してください!
- PHPのバージョンを確認
- 事前にSANGO Gutenbergプラグインを無効化
- カスタマイザーからメジャーアップデートを許可
- いつも通りテーマ更新をポチhttps://t.co/ZLLOdB9BOn
「STORK」も「STORK19」になり見た目も使いやすさも向上しており、ブロックエディタ面ではAFFINGERは出遅れている感は否めません。
完全ブロック対応
AFFINGERに次に望まれているのはおそらく完全ブロック対応です。
クラシックエディタは公式から2022年末までのサポートと言及されていましたが、現在では2024年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます。と明言されています。
クラシックエディタは確かに使いやすかったんですが、ブロックエディタと入り混じって今はよく分からなくなっています。
この状況をバージョンアップではなく、全く新しいテーマとしてで良いのでSTINGER史上最高のブロック完全対応のテーマとしてAFFINGER7に期待したいところです。
現在のアフィンガーはブロックに対応していますが、数も少なく劣っている所も多いので応急的にコピペできるデザイン集も公式から公開されています。