ブログ記事は他のメディアと違い、再編集が簡単にできます。
記事は基本的にリライト前提で掲載されているのがサイト運営の強みとなっています。
記事の情報は時間が経つにつれて古くなってしまうのは仕方のないことですが、リライトすることによって内容を一新したり、最新の情報を掲載することができるようになっています。
今回はブログ記事のリライトについてやり方や注意点などを詳しく解説していきます。
ブログ初心者の方から上級者まで必ずこの作業をしているので、絶対にマスターしましょう!
記事の「リライト」とは
リライトとは「過去に書いた記事を修正して見やすくしたり、情報を最新のものに再編集すること」です。
サイト運営ではこのリライトはかなり重要とされています。
リライトする目的としては「検索順位」や「クリック率」を上げる為や「情報更新」「内部リンクを繋ぐ」といった、主にSEOに関する事を目的にします。
上記を行うことによって記事が見やすくなったり、検索順位が上がり記事が大幅に見られるようになります。
どんな記事も必ず良くなるので一定の期間が来たらリライトは実施するようにしましょう。
リライトの時期(期間)はどのくらい?
ブログ記事のリライトしなければならない期間というのは基本的に決まっていません。
サイトの運営者を見ると一定のルールを決めている方が多いと思います。
- 閲覧数の多い記事から中心にリライトする
- 一定の期間(3ヶ月~6ヶ月)が経過したらリライトする
- 1年くらいの総PV数でリライトする
記事は公開してから順位が上がってくるまでに時間がかかります。
最低でも3ヶ月後に順位が少しずつ上がってくるので、最初の頃は6ヶ月毎にリライトするようにしましょう。
リライトの目的を明確にする
リライトを実施するときは目的をハッキリさせておきましょう。
リライトの目的
- 検索順位をあげる
- 外部リンクや内部リンクを整理する
- 古い情報を最新のものに更新する
- 収益をアップさせる
リライトする際には一度にすべての目的を目指すのは難しいので、どれか一つでも目的を持ってリライトするようにしましょう。
検索順位をあげる
検索の順位を上げたい場合は、キーワードを組み合わせて「タイトル」や「見出し」を変更して順位アップを狙います。
記事の内容やタグなどを調査して、記事の傾向を見ながらリライトする必要があります。
Google Search Consoleなどのツールを使ってキーワードをしっかりと選び取ることが必要になるので、上級者向けのリライトとなっています。
関連記事Google Search Console|登録方法と使い方
その他にも被リンクのチェックやペルソナ(誰に向けての記事なのか)の確認をして、Google検索ランキングで上位を狙った記事の書き方を研究します。
- 記事全体のキーワード選定
- タイトルや見出しのキーワード
- 被リンクによる記事の優位性
- ペルソナを意識したキーワード
リンクを整理する
リンクはサイト全体の評価アップに関わります。
リライトでリンクを整理するときは「内部リンク」と「外部リンク」を意識して同じジャンル同士の記事をつなぐことが重要です。
内部リンクを整理することで最新の記事と関連性が出てきたり、サイト内回遊率が高くなります。
これにより記事を詳細に閲覧してもらえることができるようになります。
リンクを整理する際は記事の削除や移行を検討すると、更に効率よく全体の評価をあげられます。
情報を最新のものに更新する
記事はどうしても時間が経過すると内容が古くなってきます。
新しい情報がある場合は、新たに情報を追加していきましょう。
情報更新は単純に読者の信用に繋がります。
サイト全体がある程度更新され続けている状態ならば、読者も安心して記事の情報を信じることができるので、情報更新は欠かさずにおこなうようにしましょう。
収益をアップさせる
収益をよりアップさせるのにもリライトをします。
このリライトをする時は「ASPの単価」と「広告掲載場所」の2つに注意してリライトするようにしましょう。
ASPは得意なジャンルがある程度決まっています。
おなじ広告でも単価が違うと収益に大きく差が出ます。
また、広告の掲載場所についてもクリックされやすい場所というのがある程度決まっています。
Google AdSenseの掲載場所と同じなので、参考にしてみて下さい。
関連記事AFFINGER6|GoogleAdSense広告の貼り方
リライトのやり方
リライトの目的を決めたら、実際にリライトをしていきましょう。
目的によって変わってきますが、おおまかには同じです。
自分の目的のリライト箇所は、より重点的に変更してみてください。
リライトする記事を決める
自分のルールをある程度決めて、リライトする記事を選定しましょう。
- 閲覧数の多い記事から中心にリライトする
- 一定の期間(3ヶ月~6ヶ月)が経過したらリライトする
- 1年くらいの総PV数でリライトする
とりえずよく分からないという方は「公開から3ヶ月以上経過しており、サイト全体でPV数が平均以上の記事」がおすすめです。
リライトする記事を知る
最初にリライト前の準備をします。
それは「リライトする記事がどんなキーワードで何位なのか?」といった記事のことを知る必要があります。
これを知っておかなければ、リライトしたあとに良くなったのか?悪くなったのか?が分からなくなってしまいます。
自分の現在地を最初に知るのはとても大切なので、必ず最初に確認しておきましょう。
キーワードと順位を調べる
Google Search Consoleでキーワードと順位を調べていきます。
リライトするURLを控えておきSearch Consoleで「検索パフォーマンス」をクリックします。
赤枠の「新規」をクリックしてボックスの中の「ページ」をクリックします。
すると下記画像のように窓が出てきますので、フィルタのまま赤枠にURLを入力して適用をクリックします。
このページで「表示回数」や「クリック数」「クエリ」「順位」などの情報を見る事ができます。
赤枠が入力したURLです。
どのようなクエリで現在何位なのかについてある程度理解しておきましょう。
詳しいGoogle Search Consoleの使い方も解説しています。
関連記事Google Search Console|登録方法と使い方
関連のキーワードを知る
Search Consoleを使えば記事がどんなクエリ(キーワード)で何位なのか?どのくらい検索されているのか?がわかります。
ここから検索順位をあげるにの「キーワード選定」をします。
ラッコキーワードは無料で使えるツールで、関連のキーワードをたくさん提案してくれます。
キーワードを検索窓に打ち込むだけで、人気のキーワードを複数表示してくれます。
実際に「AFFINGER6」で検索してみると「使い方」や「デザイン」など様々なキーワードが出てきます。
リライトの場合はすでに記事にキーワードがあるため、表示されている中からキーワードを決めてみましょう。
記事を修正する
自分の記事の現在の状況がわかったあとに、記事の修正に入ります。
それぞれ目的に沿った記事の修正方法が必要になってきます。
目的別リライト
- 検索順位をあげる
- キーワードをタイトルと見出しに入れる
- キーワード中心の内容にする
- 外部リンクや内部リンクを整理する
- 最新の関連記事を途中に挟む
- サイトから離脱しないように記事を入れる
- 古い情報を最新のものに更新する
- 最新情報に変更する
- 古い情報と比べてみる
- 収益をアップさせる
- 広告の位置を調整する
- 広告の量や単価を見直す
この他にも更新日を入れたり、画像を差し替えたりと工夫できるところはたくさんあります。
筆者も場合はメタディスクリプションを変更したりすると、順位が上がりやすいなと感じています。
サイトの記事は投稿時は60%の完成度でOKと言われています。
それはこのリライト作業込みことで、リライトをすると必ず記事に変化が出ます。
この時にどう変わったからどうするのかを考えて運営していくようにしましょう。